院長コラム

2018.07.18更新

今日は春日井市の勝川で「痛みと漢方薬」というテーマで講演会がありました。笑う

夕方の診療が少し遅くなったので、急いで向かいました。car

漢方薬

 

今日話題に上がった代表的な薬は、筋肉痛や腰痛、尿路結石に芍薬甘草湯、主に体が冷えた際の膝などの関節痛に桂枝加朮附湯、炎症状態・充血状態時などの痛みに黄連解毒湯、冷えを伴い、貧血症状や血流や水分の停滞を伴うような痛みに当帰芍薬散、神経障害性疼痛に抑肝散などの具体的な薬を実例をふまえながら解説していただきました。

 

やはり今日の話でも、漢方薬の構成生薬(漢方薬では1種類の薬が複数の成分で構成されています)から処方する薬を出すように心がけるのが大事であるという話がありました。hun

漢方薬は病名から処方薬を出すという処方の仕方ではなく、その方の証(その人の体の状態)にあった処方を心がけないといけません。

僕は基本的に西洋医学中心の医療スタイルですが、漢方薬も有効に使えば非常に有意義だと分かっているので適宜処方していきます。

漢方薬での治療を積極的に希望さえる方は診察時に、遠慮なく一声かけていただければと思います。nyan